お父様の最後の講演文

アベル女性UN創設大会 基調演説

 天基三年天暦五月二十七日(陽暦七月十六日) 

 清心平和ワールドセンター

 

尊敬する世界130カ国から来られた内外貴賓!

そして親愛なる世界平和女性連合の指導者の皆様!

 今日、ここ大韓民国清心平和ワールドセンターで開催される歴史的な“アベル女性UN”創設大会に全世界130カ国から来られた女性代表、平和指導者、女性連合会員の皆様を、私の妻である韓鶴子総裁と共に心から歓迎いたします。

 

 早くから私たち夫婦は、天のみ旨に従い、創造本然の平和理想世界のビジョンを満天下に宣布し、来るべき基元節以降、この地球星においてこれ以上、葛藤と戦争のない、永遠なる平和世界を創造しなければならないという摂理的目標を成すために、「アベル女性UN」の創設を発議し、米国での忙しい摂理の日程を終えるや(直ぐに経ち)、きょうこの場に到着しました。

 

 私たち夫婦が既に宣布したように、「大韓民国は神様の故郷であり、祖国」です。そのため、摂理史的に新時代の平和世界創建の主役になる「アベル女性UN」の創設大会は、必ずここ大韓民国で、神様の御心に従い宣布されなければならないのです。

 

 愛する世界の女性指導者の皆様!

 皆様がよくご存じのように、国際連合は第二次世界大戦が終わり、世界人類が悲惨な戦争の惨禍の中で耐え難い苦痛を受けながら、これ以上のこの地上に戦争があってはならないという切実な平和への願いを込めて、神様のみ旨に従って創設されました。194556日、世界50カ国の国家代表が米国サンフランシスコに集い、「国際連合憲章」に調印することにより、その創設が成されました。そして今、国連は世界193カ国が加盟国として参加する、世界で唯一の世界的な平和維持機関として発展して来ました。

 

 尊敬する世界の平和指導者の皆様!

 しかし、今日の現実はどうでしょうか? 過去60年余りの国連の歴史の中で、朝鮮戦争をはじめとする数多くの局地的戦争を防ぐことができず、冷戦が終息したにもかかわらず、今も世界の至る所で、貧富間の葛藤、人種間の葛藤、さらには宗教間の葛藤により、大小の戦争が絶えることなく起こり、国連は創設時の趣旨どおりに究極的な世界平和を維持するというその本然の使命を果たせないまま、挫折を繰り返しているのではありませんか?

 

 創設当時から国連は、冷戦の対決構図による米国と当時のソ連との妥協の産物であったために、個別的な国家利益を超越し、究極的な世界平和を成し遂げるには、生まれながらの限界を含んでいました。したがって私は、神様のみ旨から見るときに、今の国連はカイン的な位置から抜け出すことができなかったと公表しました。そのため、永遠なる創造本然の世界平和定着のためには、国連の刷新が絶対的に必要であると主張しているのです。そして、具体的な行動として、私はアベル的な「超宗教超国家平和協議会」を国連の中に構成し、個別的な国家利益争奪の場である現在の国連総会を下院とし、その上に世界の宗教指導者たちで構成された「超宗教超国家平和協議会」を上院とする、両院制の国連に改編されなければならないと主張し、フィリピンを代表国家として、既に国連にその刷新案を提出しました。

 

 尊敬する平和指導者の皆様!

 しかし現在の国連は、問題解決のために個別的な国家利益を調停する段階から壁に突き当たり、一歩も前進できずにいるのではありませんか?そのため、現在まで歴史的に男性中心のGO(政府機関)に依存してきた世界平和定着の限界を克服するため、これからはNGO(非政府機関)を中心として、女性平和運動が現場の問題を解決する新しいシステムを定着させなければならないと主張するのです。そして、この女性平和運動は、個人や一NGOの次元では成し遂げることができず、汎世界的な組織との連帯によってのみ可能となるため、今日のこの「アベル女性UN」の創設が絶対的に必要となるのです。

 

 思えば、今日このように「アベル女性UN」の歴史的な創設大会が成されるようになったのは、私と韓鶴子総裁が共同で、19924月、ソウルの蚕室オリンピック競技場において、世界の約72カ国の女性代表と15人余りの韓国女性たちが雲集する中、「世界女性時代の到来」を宣布し、天意に従って女性平和運動の中枢機関として、世界平和女性連合(以下女性連合)を創設したのがその出発でした。その後、女性連合は今年創設20周年を迎えるまでに全世界160カ国余りの国家に支部と活動基盤を構築し、世界の女性たちを中心として平和運動のネットワークを結成し、世界平和運動をたゆみなく展開してきたのです。

 

 女性連合の創設は、決してひとつの女性団体をつくって残すことを目的としたものではありませんでした。それは、女権伸長、男女平等、女性労働運動など、主に男性を相手とした外向的、政治的であり、闘争的、世俗的な女権回復運動ではなく、神様の創造理想世界実現という摂理史的意義を持った、新しい次元のグローバルな平和運動です。

 

 このような創立の摂理史的意義を持って出発した女性連合は、去る20年間、地球村の至る所で、真なる母性愛を土台とした真の愛の家庭確立運動と、女性の地位向上のための多様な支援及び教育プログラムを運営しながら、括目に値する発展と成長を遂げました。

 

 女性連合は創設当時から私と韓鶴子総裁が共同創始者として活動し、世界の各大陸と国々の組織と活動基盤を築き上げ、早くから世界160カ国に派遣された1600人の日本女性連合のボランティア会員をはじめとした、全世界の会員たちを中心として、平和運動を展開して来ました。私たち夫婦が20年前、本連合の創設時にあきらかにしたメッセージの精神に従って、「勝利した世界的な女性代表である真の母に侍り、真なる母の像、真なる妻の像を確立し、真の愛の運動によって、理想的な家庭を結実させなければならず、世界平和具現のため、政治、経済、文化、そして社会の各分野において【為に生きる】真の愛の規範的な実践運動を、全世界的に展開しなければならない」という覚悟で、今日も世界の津々浦々で、人種と宗教、言語と国境の障壁を超え、女性固有の母性愛を持って、多量な奉仕活動と教育プログラムおよび国際的な葛藤解消と和解運動を展開しています。

 

 また19939月、韓総裁のニューヨーク国連本部での特別招請講演を契機として、世界平和女性連合は3年にわたる努力の末、国連経済社会理事会(との協議資格を有する)NGOの最高の地位である。「第一領域NGO諮問機関」の地位を獲得するようになり、以後4年ごとに活動実績の評価を厳正に受け、その地位を三回連続で承認される快挙を成し遂げてきました。3400余りの国連(との協議資格を有する)NGOのうち、このような最高の(地位を得られた)NGOはわずか140にしかならないということで、より一層その価値を認められていると考えることができます。

 

 1997年から私たち夫婦の指導の下に、毎年一度も休まずに開催されている「中東女性平和会議」もまた、中東の20カ国余りの女性指導者たちの大きな関心と参加の中、次第に具体的な現場活動へと拡大、発展しながら、中東の女性指導者たちが宗教の葛藤を超えて、人種と平和のための活動の中心になりつつあることは、実に大きな成果と言えます。

 

 今年も去る6月、ジュネーブにおいて国連人権理事会と合同で、「紛争と悲劇に直面する子供の保護、家族、社会、政府、そして国連の役割」という主題で、中東18カ国の女性指導者たちとジュネーブ駐在の各国大使をはじめとした外交官、国連機構代表、そして世界的なNGO代表など、180人余りの参加者たちが真摯に懸案を討議し、この合意内容が現場の活動につながらなければならないという決意をしたとの報告を受けました。

 

 また女性連合の全ての組織では、地球村の各地の自然災害、飢餓問題の解決のために積極的に支援活動をすることはもちろん、特に北朝鮮の子供と女性を助ける際に「私たちが持っているものの小さなものから分かち合おう!」というスローガンの下、「地球家族愛1パーセント運動」を展開し、多くの実績を上げていることをうれしく思います。

 

 このように、女性連合が創立以来、国連(との協議資格を有する)NGOの最高の地位である「第一領域諮問機関」の地位に至るまでの初心を忘れず、変わらない心で黙々と女性平和運動の道を開拓してくださった会員の皆様と、激励と同参を惜しまなかった女性指導者の皆様に、限りない感謝の拍手をお送りいたします。

 

 しかし、女性連合が中心となって繰り広げてきた世界平和運動は、この段階にとどまることはできません。一段階さらに発展させ、全世界の女性指導者、NGOと連帯し、力を合わせて、究極的平和世界創建の道にまい進しなければならないのです。そのためには、女性連合が一つの女性のNGOの次元を超えて、全世界の政府と団体、そして個人を一つにまとめ、共に前進しなければなりません。そのために、「アベル女性UN」という大きな機構の創設が絶対的に必要であり、これは神様の摂理的絶対命令だというのです。

 

 私たち夫婦はきょう、このような天宙史的で革命的な変化の時代を迎えて、全人類の半分を占めている世界の女性たちが、このような歴史的使命を認識し活動の幅を全地球的領域へと拡大するために、「アベル女性UN」の創設を厳粛に宣言いたします。

 

 愛する女性指導者の皆様!

 今日人類が行くべき道はどこにありますか? 結局人類の諸般の問題は、真の父母である私たち夫婦が天から受け、生涯を懸けて主唱し教育してきた「人類一家族(One Family under God)」思想、すなわち神様を中心とした真の愛の教えによって解決するしかありません。この思想だけが、人類が平和と幸福の道を探し出せる唯一の道だからです。

 

 今日私たちが生きているこの時代は、歴史を変え、霊界と地上界を一つにし、神様が太初から願われた理想天国をこの地上に創建しなくてはならない、歴史的な大天宙的革命期です。これ以上延期したり、延長したりする時間がありません。天は既に2013113日を「基元節」として、宣布されました。

 

 したがって人類は今や、天の命の前に謙虚な姿勢で従うべき時です。平和の王であられる神様の実体として、地上で摂理を競輪しておられる真の父母様の導きに従い、残された期間を全力投球、死生決断すべき宿命的な時間が今日私たちの前に近づいてきたということを肝に銘じてください。

 

愛する女性指導者の皆様!

 今や、人類の行くべき道は明確になりました。天が真の父母様を通して明らかにしてくださった「Dデー」を前に躊躇することが何かあるでしょうか? もう1年も残っていません。皆様の「アベル女性UN」を中心とした平和世界創建の急迫した壮途には、天の祝福が共にあるでしょう。

 

 しかし、なにより“アベル女性UN”が優先しなければならない運動は、正しい価値観の教育とより為に生きる真の愛の真の家庭運動であることをもう一度強調します。戦争と葛藤は利己的な動機から領土や財産など、他人の物を奪おうとするときに起こるものです。

反面、平和は他の人の為に自分が尽くす(自身が投入する)とき、つまり、真の愛を与えるときに訪れます。

 新しい世界的現実から顔を背け直視できない指導者は、津波のように迫りくる変化に押し流されてしまうでしょう。今や私たちは、新しいチャンスと価値観を迎えるにあたり、果敢に進み出なければならない時だと信じます。

 

愛する女性指導者の皆様!

 女性は、男性の補助者でも保護の対象ではなく、神様のもう一つの一性を代表する立場で、むしろ、男性を完全にしてあげる独立した人格者です。真の愛の理想を中心として、女性は男性の尊貴なる愛の対象者です。価値的に見れば男女は絶対平等なる存在です。

 

 本然の真の愛によってひとつになった男女は、お互いに同じ地位になった同位権を持つようになります。また、どこでも常に共にいる同参権を持つようになります。さらには、互いのものを第二の自分のものとして共有する、理想的な相続権を得るようになります。

 

 このように神様の真の愛の理想の下にひとつとなった男性と女性は、同位、同参権だけでなく、お互いのものを自分のものとして共有することによって、真の愛を中心として価値的に完全に平等な存在になるように創造されました。

 

 それによって、男性と女性はお互いに相手の特性や気質、役割を真似たり、それらをむさぼり奪ったりする必要がある対立・敵対関係ではありません。真の愛によって、自分のものを相手に与え、相手をさらに完成させてあげながら、さらに大きく1つになることによって、互いを共有する関係です。そうして、21世紀は女性たちが男性たちと一緒に平和世界の牽引車の一輪を担う、世界史の主役にならなければなりません。力と技術の世紀ではなく、愛と平和文化の世紀を創建して行く中心として、女性の役割はさらに重要になりました。

 

 真なる自由と平和と幸福が満ち溢れる統一の世界を建設する、真なるお母さんの道、真なる妻の道、真なる娘の道、そして、真なる女性指導者の道を行く皆様になるようお願いします。

 

 最後まで、傾聴してくださった皆様と皆様のご家庭と皆様がなさる事業に神様の祝福が共にありますようお祈りいたします。

ありがとうございました。

天基3年天暦527日(2012年陽暦716日)

 

 

 

演説に先駆けて真のお父様が語られた御言葉

 

み言の題目は、ABになっています。A(天地人真の父母定着御言宣布天宙大会)は、堕落した世界を収集するための真の父母の道がどれほど難しかったかを知るためのものであり、Bは、「アベル女性UN創設大会基調講演文」です。これまでに数多くの宗教があり、天の父を信じる宗教にはなりましたが、母がいない宗教を信じてきたのだというこの恥ずかしい事実をこの時間、爆発させてしまわなければいけません。

私に提示された問題は、宇宙の根本の核がどのようになって、このように拡大したのかということです。それを学んだのです。学ぶに当たっては、私一人ではありませんでした。難しい題目に入ると、『おい、おまえは黙っていなさい』。そのように空中に聞こえる声は、絶対音声なので、それはそれと共に暮らせる人だけが聞けるのであって、横にいくら千万人がいても、ここにいる私が絶対音声を聞きながら一人でひそひそと話す内容は、誰も知りませんでした。

 

少年時代、7歳までは、小さな子供が天を眺めても地を眺めても、このように複雑多端な渦中で、私は『なぜ天があり、生きていけないような受難の狭い道に追い立てるのか。この世の中よ!』、そのような議論の果てに、人知れぬ幼い時から神様がいるということがわかりました。どのように分かったか?私の心から、いないという事実を認定できる根源を探す道理がないのです。私の心にささやく言葉を聞いてみても、夜の神様、昼の神様がいて、二人が分立されたその位置において、深い穴を前後に置いて見ながら、内的な神様、外的な神様が相談しながら私を育てたのです。