2016年11月27日
世界平和統一家庭連合
総会長 宋 龍天 殿
協会長 徳野 英治 殿
東東京教区 新宿教会所属
角田 崇 ・ 有希子
退会届
ご聖恩心より感謝申し上げます。
2000年より、新宿教会に移管をしてきまして、新トレ、実トレを通して、多くの愛を受け、兄弟姉妹との交流の中、良い信仰生活をもち、そして、2010年祝福をいただき、現在の相対者とよい家庭を築けているということ、本当に感謝をしてやみません。
しかしご存知のように、お父様の聖和後はご子女様方が家庭連合から離れ、家庭連合とは異なる歩みをされています。IT業界に身をおく私としては、インターネットを利用して多くの情報を集めるとともに、実際に可能な限り多くの方にお会いして、ご意見を伺いました。その結果として、残念ながらお父様の聖和後世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の現在の主張は、私の信じている神様、お父様の主張とはことなり、逆に亨進様、国進様の主張が神様、お父様の主張に合致しているものと感じるようになりました。
つきましては、私たちもこれからは亨進様、国進様のサンクチュアリ教会を新天地として再出発する決意を致しました。よって世界平和統一家庭連合を11月27日付けで退会致します。
今までお世話になりましたこと、宋龍天様、徳野英治様をはじめ多くの教会員の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
*なお同時に11月27日付けでAPTFも退会致します。退会事務手続のほどよろしくお願い致します。
新宿教会 大塚教会長 様
ご聖恩心より感謝申し上げます。
先日はお時間をとっていただき、交流ができたこと、本当に感謝申し上げます。あの時間は、私の信仰生活の良き考慮の時間となりました。真摯にご対応をいただいたこと、心より感謝いたします。
本日は先日いただきました内容につきまして、私なりに考慮したこと、および最終的に決断したことを、お手紙にしたためさせていただきます。
先日の教会長との面接は、私にとって一つの決断の時間でありました。というのも、先日来悩んでいた、お母様の無原罪論について、教会内にはまともに話ができる方がいませんでした。やはり教会員の皆さんは、インターネットは見ず、また、原理についても与えられたものを素直に受け入れるのでしょうね。それ故に、まともに意見をお持ちの教会長と話ができたことが本当に恵みであり、また、今後の自分の進路について決断する良い時間となりました。
教会長のお母様の無原罪性に関する説明は、本当にこの方は真摯に学ばれていると尊敬の念を覚えました。大母様の胎中から聖別されていたという話、韓氏の話、お母様が再臨のメシアの相対者となる3番目のお母様であること、そして、原理本体論における原相論についての話など。
そして、今後の教会のあり方について、このままでは二世に引き継ぐことができないということ、教会内のアベルカインについての考え方、インターネットについての考え方等については、本当に私の思いにも近く、一緒にこの教会を良くしていくべく、協力していきたいと思わされる時間でした。教会長のような方がいれば、今後の家庭連合は、本当の天一国を作っていけるのかもしれないと感じました。
しかし、お母様無原罪論については、残念ながら教会長の話を聞いても、私の腑に落ちないというのが最後の結論になりました。この件につきましては、私の考えを述べさせていただきます。
まず、お父様の出生に関してですが、教会長の話は完全には理解できませんでしたが、やはり私は、お父様は3.1独立運動の際に受精され、1.6に出生されたというものを払しょくできません。
次に3人目のお母様をあらかじめ予定されていたような内容についてですが、私は、1人目、2人目が失敗したので、3人目のお母様が選ばれたと思っています。だから、もしお母様が無原罪であるならば、1人目、2人目も無原罪である必要があると考えます。残念ながら現在のお母様のみが無原罪で生まれたという内容にはちょっと疑問が生じます。
原理本体論については、私も勉強不足であるために、教会長がおっしゃる内容には完全に相対できず、本当に申し訳ないという感じです。再度学びなおさねばと悔い改めさせられました。しかし、原理本体論で中心となる、絶対性という考え方から、お母様が無原罪で生まれるということは私の中では結びつかず、逆に夜の神様、昼の神様という考え方から、お母様がやはり原罪を持たれて生まれてくると考えています。夜の神様から出てくるのは、お父様一人だと言われていた気がしますので。
原理本体論の修練会がなくなったことに対しても、教会長の説明はちょっと納得できずでした。最近、劉正玉(ユ・ジョンオク)会長が原理本体論の講義をされたことがネットで話題となっていたのを知っていますか?なぜ劉正玉会長は家庭連合でないところで本体論の講義をしたのでしょうか?もっと違う意味が隠されているのではないかと私は感じます。
この辺りの考え方については、結局は自分の理解したい方向にしか考えられないのかなと感じます。教会長の様にお母様が正しいと考えれば、そのようなみ言を多く探し、理由付けをして、自分を納得させていく。また、私のように、お母様を疑わしいと考えれば、そのように行動します。やはり、完全に客観的判断をするというのは難しく、結局は自分の行きたい方向にしか行けないのかな、とそんなことを感じました。
長々と私的な見解を書かせていただきましたが、やはり私の中では、お父様が絶対的な存在で、それを揺るがすような話は受け入れがたいという思いが強いです。その点亨進様、国進様を中心とするサンクチュアリ教会は、お父様を中心として考えられていると実感しました。というのも、いろいろと考える中で11月の頭にお二人に会いにアメリカまで行ってきて、実際にお二人の波動を感じてきました。その中で強く印象に残っているのが、まるでお父様のような波動を出す亨進様と、対話会の中ですべての質問に対して、「それは明白である。お父様のみ言にあればその通りだ」とお父様のみ言を絶対視し、回答される国進様。私は、このお二人にお父様を絶対視する観を見、そして、このお二人とともに歩みたいと強く思いました。
つきましては、家庭連合を退会して、今後はサンクチュアリ教会で、亨進様、国進様と信仰生活を送っていくことを決断しました。
先日、初めてお会いした大塚教会長には、本当に素晴らしい印象を受け、さらに山梨にもいたとのことで、親近感も覚えました。ゆえに、今後一緒に信仰生活を歩むことができないことは本当にさみしい思いです。しかし、この決意は変わることがないと考えて、このように手紙を書かせていただきました。もしよろしければ、先日の話ではありませんが、山梨に来た際にはお声がけをいただき、また話でもできたらうれしいなと感じます。とは言いましても、サンクチュアリの人間とかかわるなと言っている教会の教会長自体が交流を持つことは厳しいとは思いますが。
一点お願いですが、本手紙の中に家庭連合の退会届を同封しますので、なにとぞご対応をいただければ助かります。
今後の家庭連合および大塚教会長のご発展、ご健勝を心からお祈りしています。
2016年11月27日
角田 崇